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基本

診断コンテンツのメリット・デメリット⁠|導入前に知っておきたい注意点

診断コンテンツは、お客様に楽しんでもらいながらお店を知ってもらえる方法です。
ただ、作り方と続け方しだいで、効果に差が出ます。この記事では、ネイルサロン「ネイルサロン つきあかり」の例で、導入前に知っておきたいメリット・デメリットを表と裏の組で整理し、始めどきを確かめるチェックまで紹介します。

診断コンテンツのメリット・デメリット 表と裏の天秤

メリットと注意点は表と裏

診断コンテンツの良い面と注意点は、別々のものではありません。「答えてもらえる」「シェアされる」といったメリットの裏には、気をつけたい点があります。どれも、作り方と続け方で防げるものです。

まずは4⁠つの組を並べて見てみましょう。左がメリット、右がその裏にある注意点、下が防ぐためのひと工夫です。

  1. メリット最後まで見てもらいやすい
    注意点質問が多いと途中で閉じられる

    防ぐには質問は少なめにして、迷わず選べる選択肢にする

  2. メリット結果をシェアしてもらえる
    注意点結果が薄いとがっかりされる

    防ぐには結果ごとに理由とその人向けのひと言を書く

  3. メリット好みに合う提案がしやすい
    注意点次の案内がないと答えて終わり

    防ぐには結果ごとに商品やメニューを1つ紹介する

  4. メリットお客様の好みが見えてくる
    注意点作りっぱなしだと見られなくなる

    防ぐには案内を続けて、季節ごとに見直す

どの組も、注意点は「作って終わり」にしたときに出てきます。ここからは、メリットと注意点をそれぞれ詳しく見ていきます。

お店にとっての4つのメリット

ネイルサロンの受付カウンターに診断の案内カードが立ち、そこからハートやシェアの矢印が窓の外へ広がっていく絵

ここからは、ネイルサロン「ネイルサロン つきあかり」が始めた「今季のあなたに似合うネイル診断」で考えます。質問6⁠問・結果4⁠タイプの、よくある形の診断です。

メリット 1最後まで見てもらいやすい

長い説明文は読み飛ばされがちですが、診断は1⁠問ずつ答えながら進みます。自分のことを聞かれているので、メニューの紹介ページより、最後まで見てもらいやすい形です。

「どのデザインが似合うか分からない」というお客様にとっては、答えるだけで候補が絞れるのも助かる点です。

メリット 2結果をシェアしてもらえる

「自分は何タイプだったか」は、人に話したくなる話題です。結果の画像がSNSに投稿されたり、友だちに送られたりすると、お店を知らなかった人にも届きます。

広告と違い、お客様の言葉で広がるのも特徴です。「友だちが◯◯タイプだった」という会話から、お店の名前を知ってもらえることもあります。

メリット 3好みに合う提案がしやすい

結果が出たあとなら、「このタイプの方には、このデザインが人気です」と自然に提案できます。お客様も自分で答えた結果なので、すすめられた理由に納得しやすくなります。

店頭では、施術中の会話のきっかけにもなります。「診断、何タイプでした?」のひと言から、好みを聞き出せます。

メリット 4お客様の好みが見えてくる

回答が集まると、「くすみカラーを選ぶ人が多い」「短めの爪が好きな人が多い」といった傾向が見えてきます。アンケートを頼まなくても、楽しんで答えてもらった結果から好みが分かります。

次の季節のデザインや、店頭に並べる商品を決めるときの手がかりになります。

診断の基本から知りたい方へ

診断コンテンツの種類や、アンケート・心理テストとの違いは「診断コンテンツとは?種類と活用の基本」でまとめています。

始める前に知っておきたい4つの注意点

棚に並んだ2つの鉢植え。左は手入れされずにしおれ、右はじょうろで水をもらって花が咲いている絵

注意点は、どれも「作ったあと」に関わるものです。植物と同じで、置いておくだけでは元気がなくなります。それぞれの防ぎ方も一緒に紹介します。

注意点 1質問が多いと途中で閉じられる

最後まで見てもらいやすいのは、答えやすいときだけです。質問が多すぎたり、選択肢が似ていて選べなかったりすると、途中で閉じられてしまいます。

防ぐには質問は少なめにし、どの選択肢も「自分はこれ」と迷わず選べる言葉にします。書き方は「診断の質問と選択肢の作り方」で紹介しています。

注意点 2結果が薄いとがっかりされる

「あなたは明るい人です」のように、誰にでも当てはまる結果では、わざわざ人に見せたくなりません。答えた手間に見合わない結果は、お店の印象まで下げてしまいます。

防ぐには結果ごとに「なぜこのタイプなのか」という理由と、その人に向けたひと言を書きます。シェアされやすい結果画像の作り方は「診断のデザインのコツ」で紹介しています。

注意点 3次の案内がないと答えて終わり

結果を見て楽しんでもらえても、その先に何もなければ、お店には何も残りません。「おもしろかった」で終わってしまうのは、もったいないところです。

防ぐには結果ごとに、おすすめの商品やメニューを1⁠つ紹介し、予約の方法や来店の案内を書き添えます。提案の書き方は「診断結果を商品提案につなげる3つのポイント」で紹介しています。

注意点 4作りっぱなしだと見られなくなる

公開した直後は答えてもらえても、案内をやめると少しずつ見られなくなります。季節のメニューが変わったのに結果が古いままだと、提案もずれてしまいます。

防ぐにはSNSや店頭での案内を続け、季節や新商品に合わせて結果を見直します。案内の場面ごとの工夫は「SNS・店頭で診断を活用する方法」で紹介しています。

作る手間を減らすには

質問・結果・画像を一から考えると、1⁠本作るだけでも時間がかかります。診断プラスでは、作りたい診断のタイトルを入れると、AIが質問から結果の画像まで用意します。最初の1⁠本が数分でできるので、手間の大部分は省けます。質問や結果は自由に編集できるので、お店ならではのひと言を足して仕上げられます。

ネイルサロンの最初の2か月

ネイルサロンの机の上のコルクボードに、カレンダーと4枚の付せんが糸でつながって貼られている絵

メリットと注意点は、実際にはどんな順番で出てくるのでしょうか。「ネイルサロン つきあかり」が診断を始めてからの2⁠か月を、架空の例でたどります。

  1. 1週目
    メリットSNSと店頭で案内を始めた

    プロフィールのリンクと、レジ横のPOPで診断を案内。待ち時間に答えてくれるお客様が出てきました。

  2. 2〜3週目
    メリット結果の画像が投稿された

    「ミルクティータイプだった」と結果の画像を投稿する人が現れ、それを見た友だちから予約が入りました。

  3. 4週目
    注意点1つのタイプばかり出ていた

    集計を見ると、4⁠タイプのうち1⁠つに回答が集中。選択肢の言葉が偏っていたので、2⁠問を直しました。

  4. 5〜6週目
    注意点結果を見て終わる人が多かった

    結果ページに、タイプごとのおすすめデザインを1⁠つずつ載せて、予約の電話番号を書き添えました。

  5. 7〜8週目
    注意点答える人が減ってきた

    秋の色に合わせて結果の画像とおすすめを入れ替え、「秋版」として案内し直しました。

最初の数週間はメリットが目立ち、そのあとに注意点が見えてきます。注意点が見えたときに直せば、診断は長く使えます。

始めどきを確かめる5つのチェック

最後に、お店が今、診断を始めどきかを確かめましょう。当てはまるものを数えてみてください。

始めどきチェック

  • 「どれが似合う?」「どれがおすすめ?」と、よく聞かれる商品やメニューがある
  • 結果ごとに紹介できる商品やメニューが3⁠つ以上ある
  • SNS・店頭・ショップカードなど、案内できる場所がある
  • 回答の集計を、ときどき見られる
  • 季節や新商品に合わせて、診断も新しくしたい
4〜5つ
始めどきです。まずは1⁠本作って、案内を始めましょう。
2〜3つ
十分に始められます。足りない項目は、作りながら整えれば大丈夫です。
0〜1つ
まずは1⁠本、試しに作ってみるところから。作ると使いどころが見えてきます。

テーマの見つけ方は「診断テーマの決め方」で紹介しています。

まとめ

  • メリットは、最後まで見てもらいやすい・シェアされる・提案しやすい・好みが見える
  • 注意点は、そのメリットの裏返し。どれも「作って終わり」で出てくる
  • 質問は少なく、結果には理由とひと言、結果ごとに次の案内を
  • 案内を続けて、季節ごとに見直すと長く使える

良い面と注意点が分かったら、まずは1⁠本作ってみましょう。作り方の全体像は、次の記事で5⁠つのステップに分けて説明しています。

次に読む診断コンテンツの作り方⁠|はじめてでも迷わない5つのステップ
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