
診断結果を商品提案につなげる3つのポイント|理由・伝え方・次の一歩
おすすめの商品を並べるだけで終わらせない。提案の理由や伝え方、診断後の行動につなげる工夫を考えます。
「どんな診断を作ろう?」と考えたまま、手が止まっていませんか。
テーマのヒントは、お店で交わしている会話の中にあります。お客様が口にする「どれがいいの?」「私に似合うのは?」という言葉が、そのまま診断の種になります。この記事では、お客様の言葉を集めて、診断のテーマに変えるまでの手順を紹介します。

診断のテーマを考えるとき、つい「お店が伝えたいこと」から考えがちです。新商品を知ってほしい、こだわりを分かってほしい。その気持ちは自然ですが、そのまま診断にしても、答えたいと思う人はあまりいません。
診断は、答えた人が自分のことを知るためのものです。だからテーマは、お客様がもともと知りたがっていることから選びます。その中でも、お店が案内できる商品やメニューと重なるものが、診断のテーマになります。
メガネ店の例
お客様が知りたいことは、毎日のように接客の中で言葉として出てきています。ただ、その言葉は接客が終わると流れていってしまいます。まずは、それを拾い集めるところから始めましょう。

テーマ探しの材料としていちばん確かなのは、お客様が実際に口にした言葉です。1週間だけ、聞かれたことをメモしてみてください。言葉が集まる場所は、店頭の会話のほかにもあります。
同じ質問をまた受けたら、回数を数えておきます。思い出すだけだと、印象に残った質問ばかりが浮かびます。数えてみると、本当に多い質問が見えてきます。
「ギフトの相談」のようにまとめず、お客様の言い方のまま書き留めます。「贈り物に、どの花がいい?」という生の言葉は、あとで診断のタイトルや最初の質問を考えるときの手がかりになります。

集まった言葉を並べてみると、大きく3つの形に分けられます。どの形の言葉かによって、向いている診断の型が変わります。型ごとの仕組みは「診断コンテンツとは?種類と活用の基本」で紹介しています。
どれが
選べずに迷っている
私に似合うのは
自分のことを知りたい
自分の好みや似合うものが分からない人に、タイプという形で答えを返します。
実際の診断似合う今のままで
今の状態が気になっている
花屋のメモでいちばん多かった「贈り物に、どの花がいい?」は、選べずに迷っているお客様の言葉です。診断にするなら、おすすめ診断の形が合います。

メモからは、テーマの候補がいくつも出てきます。最初の1本は、次の3つのチェックで選びます。
花屋のメモからは、3つの候補が出ました。予算やお見舞いの相談は、花束診断の中で「予算」や「贈る場面」を聞けば答えられるので、別の候補にはしていません。この3つを、チェックで比べてみます。
| テーマの候補 | 聞かれた回数 | 結果の先の商品 | 答えやすさ |
|---|---|---|---|
| 贈る相手に合う | ◎11回 | ◎花束や | ◎相手と場面を |
| 枯れにくい | ○6回 | ◎観葉植物と | ◎日当たりや |
| 花もち日数 | △2回 | △商品に | ✕花の名前を |
最初の1本は「贈る相手に合う花束診断」に決めます。グリーンの診断も条件はそろっているので、2本目の候補としてメモに残しておきます。
「この花、何日くらいもつ?」のように、答えが1つに決まっている質問は、診断にするより店頭のPOPやホームページのよくある質問で答える方が親切です。集めた質問のすべてを診断にする必要はありません。
テーマが決まったら、作り始める前にもう一度だけ見直します。次の3つに当てはまるテーマは、少し言い換えるだけで答えてもらいやすくなります。
お店の
主役がお店だと、お客様には答える理由がありません。気分や好みを主役にすれば、結果として新作をすすめることもできます。
答えるのに
測ったり調べたりしないと答えられない質問では、途中で手が止まります。ふだん感じていることで答えられる形に変えます。
診断では
体やお金、法律のように、本来は専門家が一人ひとりを見て判断する内容で結論を出すと、誤解を招きます。今の習慣を振り返る形にして、相談や来店のきっかけにします。
テーマが決まれば、どんな結果を用意すればいいかも見えてきます。次は、結果と質問を作っていきます。
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