
診断結果を商品提案につなげる3つのポイント|理由・伝え方・次の一歩
おすすめの商品を並べるだけで終わらせない。提案の理由や伝え方、診断後の行動につなげる工夫を考えます。
商品やメニューが多いお店では、「どれにしよう」と迷うお客様によく出会います。その迷いは、そのままおすすめ診断のテーマになります。
この記事では、文房具店「ぶんぐ あおば」の万年筆診断を例に、結果にする商品の選び方と、迷いの種類ごとの質問の作り方を紹介します。


おすすめ診断は、いくつかの質問に答えてもらい、その答えをもとに、お店の商品やメニューの中から合うものを1つ選んで返す診断です。答えた人にとっては、迷っていたものが決まる診断です。
ここからは、文房具店「ぶんぐ あおば」で「あなたにぴったりの万年筆診断」を作る流れに沿って見ていきます。ぶんぐ あおばの売り場には、色も形も違う万年筆が何十本も並んでいて、はじめて買うお客様ほど「どれにしよう」と手が止まります。この迷いが、そのまま診断のテーマになります。
お店の中に、次のような場面があれば、おすすめ診断の出番です。
「これと
いくつか
自分で
テーマの見つけ方そのもの(お客様の言葉を集めて、診断の形を決める方法)は「診断テーマの決め方」で紹介しています。この記事では、おすすめ診断の形に決めたあとの作り方を見ていきます。

おすすめ診断では、質問より先に、結果にする商品を決めます。答えた人が最後に受け取るのは商品なので、ここが決まると、何を聞けばいいかも見えてきます。
売り場の商品をすべて結果にする必要はありません。次の3つに当てはまるものから選びます。
ぶんぐ あおばでは、はじめての人によく聞かれる4本を結果に選びました。ほかの万年筆は、結果ページのボタンの先や店頭で紹介します。タイプ診断の結果ごとに商品を割り当てるときの考え方は「結果ごとにおすすめ商品を変える設計」で紹介しています。
軽くて
細い
長い
手紙や
お客様の「どれにしよう」には、いくつかの種類があります。何に迷っているかが分かると、質問で聞くことが決まります。よく出てくる迷いは、次の5つです。
好み味・見た目・使い心地
「書き味って、
質問の例文字を書くとき、
目的何に使うか・誰に使うか
「何に使うなら、
質問の例いちばん
場面いつ・どこで使うか
「持ち歩いても
質問の例書くことが
予算どのくらいかけたいか
「高いもの
質問の例1本目は、
経験はじめてか・慣れているか
「はじめてでも
質問の例万年筆を
迷いの種類は、業種が変わっても同じように使えます。カフェなら「甘いのと苦いの、どっち?」は好み、美容室なら「休みの日もセットしやすい髪型は?」は場面、教室なら「はじめてでもついていける?」は経験の迷いです。お客様からよく聞く言葉が、どの種類に当たるかを考えてみてください。
5つの種類を、すべて聞く必要はありません。お店でよく聞かれる迷いを2〜3種類選び、その答えが分かる質問を中心に組み立てます。ぶんぐ あおばでよく聞かれるのは、経験・目的・予算の迷いでした。そこに、好みを1問足しました。
経験万年筆を
はじめての人には、手頃で扱いやすい1本が近づく
目的いちばん
手帳・日記・手紙で、合う太さと書き味が分かれる
目的どんな文字を
同じ目的を別の角度から聞き、答えのずれを減らす
好み文字を書くとき、
細字と中字のどちらに寄せるかの決め手になる
予算1本目は、
「特別な1本」を選んだ人に、長く使える1本をすすめられる
並べる順は、答えやすい経験や目的から始めて、予算は最後に置きます。お金にかかわる質問は、いくつか答えて慣れてきたころの方が、気軽に選んでもらえます。質問全体の数の目安は「診断の質問数は何問がいい?」で紹介しています。
おすすめ診断に答えるのは、まだ商品に詳しくない人です。商品を知っている人と同じ目線で質問を作ると、答える手が止まります。質問を書いたら、次の3つを見直します。
「細字・中字・太字」は、お店にとっては分かりやすい分け方です。でも、違いが分からないから迷っている人には、選ぶ手がかりになりません。使う場面の言葉に置きかえると、答えるだけで太さが決まります。
ペン先の
どんな文字を
迷っている人は、自分の好みがまだ分かっていないことがあります。好みを聞く質問に「まだ分からない」を入れておけば、無理に選ばなくて済みます。その答えには、はじめての人に合う定番の1本を返すと決めておきます。
好きな
文字を書くとき、
楽しそうな質問でも、どう答えても結果が変わらないなら、答える手間が増えるだけです。ぶんぐ あおばの万年筆は、どれも軸の色が選べます。好きな色を聞いても4本のどれにするかは決まらないので、質問からは外し、結果ページで「色は店頭で選べます」と添えます。
好きな
質問から外す
質問文や選択肢の書き方そのものは「診断の質問と選択肢の作り方」で詳しく紹介しています。

おすすめ診断の結果では、商品の名前だけでなく、答えのどこからその商品を選んだのかを返します。理由が自分の答えとつながっていると、「ちゃんと選んでもらえた」と感じて、手に取ってもらいやすくなります。
手帳に書く1本:細字の万年筆
手帳に予定を書くことが多いあなたには、細い線が書ける細字の1本を。小さな欄にも、文字がつぶれずにすっきり収まります。
理由の書き方や1つに絞る考え方は「診断結果を商品提案につなげる3つのポイント」、結果ページに何をどの順に置くかは「診断の結果ページに入れるべき要素」で紹介しています。
「あなたにぴったりの万年筆診断」のようなテーマを入れると、診断プラスのAIが質問・選択肢・結果をまとめて作成します。質問は自由に編集できるので、この記事の迷いの種類に合わせて言葉を整えられます。結果ページには、商品のページへのリンクやボタンも置けます。
実際に公開されているおすすめ診断も、迷いの種類で見ると、何を聞いて選んでいるかが分かります。カードを押すと、そのまま体験できます。
好み+場面今夜の一本が決まるワイン診断味の好みや飲むシーンから、赤・白・ロゼの中で合う1本を選んでくれます。体験してみる ↗
好み+気分運命の定食診断今の気分と好みから、ぴったりの一膳を選んでくれます。体験してみる ↗
場面デート服診断大事なデートの服装に迷う人に、好印象なコーデの方向性を教えてくれます。体験してみる ↗3つの診断は、診断プラスで作られたものです。自分のお店なら何を聞くかを考えながら、試してみてください。
聞くことが決まったら、次は質問の言葉選びです。答える人が迷わない書き方を、次の記事で紹介しています。
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