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作り方

診断の選択肢の作り方⁠|答えやすさと結果の納得感を両立する

質問は答えやすいのに、選択肢で手が止まる。結果を見て「なぜ?」と首をかしげられる。そんなときは、選択肢に直すところがあります。
この記事では、料理教室「料理教室 まめはな」の例で、試しに答えた人の声から選択肢の問題を見つけ、答えやすく納得できる形に直す方法を紹介します。

診断の選択肢の作り方 白いお皿の中のタイトルと、まわりの「どれも当てはまる…」などの札

答えた人の声から直す場所を見つける

鍋とまな板が置かれたキッチンのカウンターの上に、「どれも当てはまる…」「どれも違う」「違いが分からない」と書かれた3つの吹き出しが浮かんでいる絵

選択肢がうまく作れているかは、作った本人には分かりにくいものです。いちばんの手がかりは、答えた人が選ぶときに口にする言葉です。公開する前に、スタッフや家族に答えてもらい、迷ったところで出た言葉をメモしておきます。

この記事では、料理教室「料理教室 まめはな」が作った「あなたの料理スタイル診断」を、試しに答えてもらう場面から始めます。結果は、手早く時短派・作り置きコツコツ派・おもてなし派・のんびり手作り派の4⁠つです。試しに答えてもらったところ、次の5⁠つの声が出ました。声ごとに、直す場所が分かります。

  1. 「どれも当てはまる…」原因場面が広すぎる
  2. 「どれも違う」原因極端な選択肢しかない
  3. 「違いが分からない」原因選択肢どうしが似ている
  4. 「選ぶのに時間がかかる」原因数が多い・中身が多い
  5. 「結果に納得できない」原因選択肢と結果が遠い

聞き方そのものを整えるコツや、選択肢の言葉の長さをそろえる方法は「診断の質問と選択肢の作り方」で紹介しています。この記事では、その次の段階として、答えてもらって分かる問題の直し方を見ていきます。

声 1「どれも当てはまる」⁠と言われたら

どの選択肢にも「そうかも」と思えてしまうのは、質問の場面が広すぎるからです。料理で大切なことを聞かれれば、おいしさも手軽さも、どれも大切です。場面を1⁠つにしぼり、その中で「いちばん」を選んでもらうと、答えが分かれます。

見直し前

料理で大切にしているのは?

  • おいしさ
  • 手軽さ
  • 見た目
  • 楽しさ
見直し後

平日の夕食で、いちばん大事なのは?

  • 15分で作れること
  • 作り置きを使えること
  • 盛りつけがきれいなこと
  • 一から作る楽しさ

声 2「どれも違う」⁠と言われたら

選択肢が、とても得意な人や、まったくしない人のような端の姿ばかりだと、多くの人はどれにも当てはまりません。答える人のふだんの姿を思い浮かべ、ほどほどの言い方にそろえます。

見直し前

あなたの料理は?

  • 毎日欠かさず手作り
  • レシピなしで何でも作れる
  • パーティー料理が得意
  • 料理はまったくしない
見直し後

ふだんの料理に近いのは?

  • 平日は簡単に済ませる
  • 週末にまとめて作る
  • 人を呼ぶ日は張り切る
  • 気が向いた日にじっくり

声 3「違いが分からない」⁠と言われたら

「ゆっくり過ごす」と「のんびりする」のように、言葉が違っても中身が同じ選択肢があると、選ぶ手が止まります。何で違いを出すのかを1⁠つ決めて、その違いがはっきり見える言葉にします。

見直し前

休日の過ごし方は?

  • ゆっくり過ごす
  • のんびりする
  • 家でくつろぐ
  • 外に出かける
見直し後

休日の午後、台所ですることは?

  • 次の週の分を作っておく
  • 友だちを呼ぶ準備
  • パンやジャムを仕込む
  • 夕食の下ごしらえだけ

見直し後は、「休日に台所で何をするか」の1⁠つで違いを出しています。どの選択肢が、どの結果につながるのかも見えやすくなりました。

声 4「選ぶのに時間がかかる」⁠と言われたら

選択肢が多すぎると、全部を読んで比べるだけで時間がかかります。1⁠つの選択肢に「早く作れて、栄養もあって」のように条件をいくつも入れた場合も、当てはまるかを確かめるのに時間がかかります。数を減らし、1⁠つの選択肢には1⁠つのことだけを書きます。

見直し前

よく作る料理は?

  • 和食
  • 洋食
  • 中華
  • エスニック
  • お菓子
  • パン
  • 早く作れて栄養もあり洗い物が少ない料理
見直し後

よく作る料理は?

  • フライパン1つの料理
  • まとめて作れる煮物
  • 大皿で出す料理
  • 手作りのパンやお菓子

声 5「結果に納得できない」⁠と言われたら

答えやすくても、選択肢と結果のつながりが遠いと、結果を見たときに「なぜこの結果?」と感じます。好きな色で料理のスタイルを決めても、答えた人はつながりを想像できません。それぞれの選択肢が、どの結果の「らしさ」を表しているのかを、ひと言で説明できるかを確かめます。

見直し前

好きな色は?

  • 赤
  • 青
  • 黄
  • 緑
見直し後

台所にあったらうれしい道具は?

  • 電子レンジ用の調理器
  • 大きな保存容器
  • 大皿とおしゃれな器
  • じっくり煮込める鍋

見直し後の4⁠つは、上から手早く時短派・作り置きコツコツ派・おもてなし派・のんびり手作り派の「らしさ」を表しています。どの選択肢をどの結果につなげるかを決める手順は「診断のロジックの作り方」で紹介しています。

選択肢の数と並べ方

木の棚に小さい順に並んだ4つの計量カップと、まな板の上に間をあけて並んだ4枚のレシピカードの絵

1⁠つの質問に置く選択肢は、結果と同じ数にしておくと、あとで結びつけるときに迷いません。結果が4⁠つなら、どの質問にも4⁠つの選択肢を置き、それぞれが別の結果につながるようにする、という作り方の目安です。選択肢が2⁠つだけだと答えるのは早いですが、自分にぴったりの答えがないと感じる人が増えます。

並べ方は、選択肢の中身によって変えます。

  • 回数や量のように順番がある選択肢は、少ない順・多い順に並べる
  • 順番がない選択肢は、同じ結果の選択肢がいつも同じ位置に来ないよう、質問ごとに並びを入れ替える
診断プラスで作るときは

診断プラスのAIは、質問と合わせて選択肢の文章まで用意します。選択肢の言葉は自由に書き直せるので、試しに答えてもらって出た声をもとに、この記事のように整えられます。

まとめ

  • 公開前に答えてもらい、迷ったときに出た声をメモする
  • 「どれも当てはまる」は場面をしぼり、「どれも違う」はふだんの姿の言葉にする
  • 「違いが分からない」は、何で違いを出すかを1つに決める
  • 「選ぶのに時間がかかる」は、数を減らし、1つの選択肢に1つのことだけ書く
  • 「結果に納得できない」は、選択肢が結果の「らしさ」を表しているか確かめる

選択肢が整ったら、それぞれの選択肢をどの結果につなげるかを決めましょう。結果が偏らない結びつけ方は、次の記事で紹介しています。

次に読む診断のロジックの作り方⁠|選択肢と結果を結びつけて偏りなく分けるコツ
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