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ツール

Googleフォームで診断は作れる?できること・限界と代わりの方法

「Googleフォームで診断を作れないかな」と考える方は少なくありません。
結論からいうと、答えによって次の質問を変える「分岐」を使えば、簡単な診断は作れます。この記事では、本屋「ことのは堂」の例で作り方の手順を紹介し、作ってみて分かる限界と、専用ツールに移る目安を整理します。

「Googleフォームで診断は作れる?」の問いと「分岐を使えば作れる!」の答え、用紙から3つの結果へ矢印が伸びるイラスト

できることと難しいことの早見表

Googleフォームは、アンケートや申し込みの受付によく使われる無料のフォーム作成ツールです。診断に使う場合、できることと難しいことは次のように分かれます。

できる

  • 質問と選択肢を並べる
  • 答えによって次の質問を変える(分岐)
  • 結果として文章と画像を見せる
  • 正解の数を点数で見せる(テスト)
  • 回答を集計して、グラフや表で見る

工夫がいる

  • 結果を4⁠つより多くする
  • 結果から商品ページへ案内する
  • お店らしい見た目にする

難しい

  • 答えを数えてタイプを分ける
  • 結果の画面をSNSでシェアしてもらう
  • 結果ごとに送信後のメッセージを変える

質問が少なく、結果を文章と画像で伝えるだけの診断なら、Googleフォームで十分に作れます。結果の見せ方や広め方にこだわりたい場合は、後半の「専用ツールに移る目安」を見てください。

Googleフォームで作れる2つの形

枝分かれしていくカードの図と、チェックの付いた解答用紙に丸い印が重なったイラスト

Googleフォームで作れる診断は、大きく分けて次の2⁠つです。

分岐で結果に進ませる形

選んだ答えによって、次に表示するページを変える方法です。Googleフォームでは、このページを「セクション」と呼びます。「はい」なら質問Aへ、「いいえ」なら質問Bへと進ませ、最後に結果のセクションを見せます。YES/NOチャートのような診断は、この形で作れます。

テスト機能で点数を見せる形

設定で「テストにする」をオンにすると、質問ごとに正解の選択肢と点数を決められます。答えた人は、送信したあとに自分の点数を確かめられます。商品の知識を確かめるクイズには向いていますが、点数に応じて表示する文章を変える機能はありません。

分岐で診断を作る6つの手順

旅の本・料理の本・ミステリー・絵本の4つに分けて本を並べた本屋の平台のイラスト
この記事の例

本屋「ことのは堂」の「今の気分で選ぶ本のジャンル診断」。質問は2⁠問、結果は「旅の本」「料理の本」「ミステリー」「絵本」の4⁠つです。

セクション1休みの日はどう過ごしたい?

外に出たい

セクション2ひかれるのは?

  • 知らない町旅の本
  • おいしいもの料理の本

家で過ごしたい

セクション3読みたいのは?

  • ハラハラする話ミステリー
  • ほっとする話絵本
結果の4⁠つも、それぞれ1⁠つのセクション(セクション4〜7)として作ります

質問は2⁠問でも、2⁠問目が1⁠問目の答えによって2⁠種類あるため、質問のセクションは3⁠つになります。結果の4⁠つと合わせて、7⁠つのセクションを作ります。

  1. 1結果のセクションを先に作る

    「セクションを追加」で結果の数だけセクションを作り、タイトルに結果の名前、説明に結果の文章を書きます。画像を追加すれば、結果ごとにイメージも見せられます。先に作っておくと、移動先を選ぶときに迷いません。

    操作「セクションを追加」「画像を追加」

  2. 2質問を1問ずつセクションに分ける

    分岐させたい質問は、1⁠つのセクションに1⁠問ずつ入れます。形式は1⁠つだけ選ぶ「ラジオボタン」か「プルダウン」にします。いくつも選べる「チェックボックス」では分岐できません。

    操作質問の形式を「ラジオボタン」に

  3. 3答えごとに移動先を決める

    質問の右下のメニューから「回答に応じてセクションに移動」を選ぶと、選択肢の横に移動先の欄が出ます。「外に出たい」はセクション2へ、「家で過ごしたい」はセクション3へ、というように決めます。

    操作「︙」(その他)→「回答に応じてセクションに移動」

  4. 4結果の後は「フォームを送信」に

    各セクションの下には、次にどこへ進むかを決める欄があります。結果のセクションは、ここを「フォームを送信」にします。そのままにすると、次の結果のセクションまで続けて表示されてしまいます。

    操作「セクション◯以降」→「フォームを送信」

  5. 5答える人の設定を見直す

    「回答を1⁠回に制限する」をオンにすると、答える人にGoogleへのログインが求められます。お店の診断ではオフのままにします。送信後の確認メッセージは全員に同じ文が出るので、お礼とお店の案内を書いておきます。

    操作「設定」→「回答」と「プレゼンテーション」

  6. 6プレビューで全部の道を試す

    プレビューを開き、答えの組み合わせを全部試します。この例なら4⁠通りです。どの結果にもたどり着けるか、結果の後に送信できるかを確かめます。

    操作目のアイコン(プレビュー)

作ってみて分かる4つの限界

1枚のカードから2枚、4枚、8枚と枝分かれして広がっていく図

手順どおりに作れば、診断は動きます。ただ、お店で使い続けようとすると、次のような壁に当たります。

質問を増やすとセクションが倍々に増える

2択の質問を3⁠問にすると、質問のセクションが7⁠つ、結果のセクションが8⁠つで、合わせて15⁠個になります。途中で同じ結果に合流させれば減らせますが、どの道がどこへ行くかを確かめる手間は増えます。

対策質問は3⁠問まで、結果は4⁠つまでに収める

答えを数えてタイプを分けられない

「Aを多く選んだ人はこのタイプ」のように、答えを数えて結果を決める診断は作れません。テスト機能で出せるのは、正解の数による点数だけです。

対策分岐だけで結果が決まる形に作り直す

結果の見せ方に限りがある

結果は、フォームの1画面に文章と画像を載せる形です。テーマの色やヘッダー画像、文字の種類は選べますが、ボタンや商品の一覧を並べた画面は作れません。

対策結果の説明に商品ページのリンクを入れる

結果をシェアしてもらいにくい

結果ごとのページやシェアボタンがないため、「旅の本タイプでした」とSNSで広げてもらう使い方には向きません。また、結果を見たところで閉じると、その回答は記録されません。

対策結果の最後に「送信を押して完了です」と添える

専用ツールに移る目安

Googleフォームで続けるか、診断専用の作成ツールに移るかは、次の3⁠つの問いで見分けられます。1⁠つでも「専用ツール向き」に進んだら、移ることを考えるタイミングです。

  1. Q1結果は4つ以内で足りる?

    いいえ専用ツール向き

    はい

  2. Q2答えを数えてタイプを分けたい?

    はい専用ツール向き

    いいえ

  3. Q3結果をシェアしてほしい、または結果から商品を紹介したい?

    はい専用ツール向き

    いいえ

Googleフォームで十分

ことのは堂の例は、結果が4⁠つで、答えを数える必要もありません。店内で楽しんでもらうだけなら、Googleフォームで足ります。一方で「旅の本タイプでした」とSNSで広げてもらいたいなら、Q3で専用ツール向きに進みます。

代わりの方法と使い分け

Googleフォームでは難しいことをしたい場合、主な方法は次の3⁠つです。1⁠つに決める必要はなく、目的によって使い分けられます。

方法向いていること気をつけること
Googleフォームで工夫する結果が少ない診断。アンケートや予約の受付と同じ場所で済ませたいとき見た目と結果の出し方は、フォームでできる範囲まで
診断専用の作成ツールを使う結果ごとの文章や画像を作り込みたい、SNSで広げたいときできることはツールごとに違う。無料の範囲と公開にかかる費用を先に確かめる
スクリプトで作り込む回答をもとに、結果をメールで送るなどの仕組みを自分で作りたいときプログラムの知識が必要。作った人しか直せなくなりやすい

たとえば、予約や来店アンケートはこれまでどおりGoogleフォームで受け付け、お客様に楽しんでもらう診断だけを専用ツールで作る、という分け方もできます。

診断プラスでは

診断プラスは、診断を作ることに特化した作成ツールです。タイトルを入れるとAIが質問・選択肢・結果の文章・画像まで作成し、質問の数や結果のパターンも指定できます。作った診断はURLとQRコードで案内でき、SNSやメールでのシェア、回答結果の分析にも対応しています。診断の作成は、無料で試せます。

まとめ

  • Googleフォームでも、分岐を使えば簡単な診断は作れる
  • 質問は1⁠問ずつセクションに分け、結果の後は「フォームを送信」にする
  • 答えを数えるタイプ分けや、結果のシェアは苦手
  • 結果が4⁠つを超える、シェアしてほしいなら、専用ツールを試す

専用ツールを選ぶときに確かめておきたいことは、次の記事で紹介しています。

次に読む診断コンテンツ作成ツールの選び方⁠|お店で続けて使えるツールを選ぶには
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